夫と離婚をしたいけど、まず何からすればよいか?
そんな悩みを解決します。
パートナーである夫と価値観が合わない、不倫、暴力、モラハラ、金銭問題、、
これを読まれている方は、きっとさまざまな悩みにある状態なのだと思います。
最初は何となく離婚したいなー、と考えていたものが歳月が過ぎるにつれて、あるいは不倫など決定的な状況になったことで深く意識しているのではないでしょうか。
しかし安易に進めるべきではありませんし、よっぽどの円満ではない限り、そう簡単に離婚は進まないと思います。
あとで、あのときあーすればよかった、急ぐあまりに安易に行動して後悔してる、、なんてことがないようにしてくださいね。
専門的なことは法律事務所のサイトに詳しくでておりますので参照してください。こちらではあくまでも経験に基づいた素人目線での記事になります。しかしそんな経験談こそが参考になるのではないかと思います。
それではどうぞ
ポイント
・まずは状況整理
・離婚に向けた準備
まずは状況整理
離婚したい、という思いが強まってくるとどうにもとまりませんよね。
ましてや相手が不倫をしているとわかってしまったら、今すぐ離婚をして出ていきたい衝動が高まるのではないかと思います。
でもちょっと待ちましょう。そんなに急いでも不利になります。ましてやお子様がいるのであればなおさらです。
まずは現在の状況の整理として、住まいの状況(ローン残高)、名義、貯蓄残高、将来かかるであろう資金、引っ越すとしたら生活にいくらかかるか、など冷静に整理してください。
それと、夫と話す余地がないか?今一度考えてみてください。
尚、あなたが不倫をしてる側の場合は、通常は有責配偶者と言って、あなたから離婚を求めることはできません。どうしてもであれば、本当のことを話して理解してもらうことをお勧めします。隠し通しても無理です。バレますから。本当に。
離婚に向けた準備
さて、それでもどうしても離婚したい場合は準備にステップを移しましょう。
まずは本とかネットとかで知識を蓄えてください。お金に余裕があれば無料相談とかで弁護士に相談するもよいでしょう。
およそのポイントは、
親権、財産分与、養育費、慰謝料(相手の不貞行為の場合)、不倫の証拠、お子様との今後の住まい、ご自身の仕事、離婚協議書(公正証書)
これらについてよく理解できている、方針が決められていることが必要です。
ちょっと順番に見ていきましょう。あくまでも弁護士ではないのでざっくりです。でもこれを知らないシンママさん(になる方)は知らないと損ですので必ず見てくださいね。
まずは親権から。
これはよほどあなたに問題がない限りは母親が取得できます。ただし夫側で養育の実績がある、義親とともに暮らせる環境がある、など夫側に養育環境が整っている場合、あなたの不倫状況が問題ある場合などでは別ですが、、
財産分与
これまであなたとご主人が築いてきた資産があるかと思います。結婚前の財産は別になります。結婚後です。住宅、貯金、夫の将来の年金なども年金分割という制度がありますよ。協議がつかない場合は二分の1ということになります。まずはこれらがどのくらいあるのか、しっかり整理してください。住宅ローンがある場合は売却後の手残り(ローンは返す前提)になります。
養育費
お子様との生活を考えますと、これはすごく大切ですよね。だいたい、最初は振り込まれるものの、ある時からなくなり、泣き寝入り、という方がどうも多いようです。なので給与の差し押さえも可能な公正証書(あとで説明します)をしっかり作成しておくことです。口約束はやめておきましょう。相場については確認してください。収入にもよりますので。およそ月4万円~、子供が20歳まで、というのが目安です。
慰謝料
相手(またはご自身)が不貞行為が原因である場合は、請求することが可能です。私が調べた限り、およそ最大で300万円程度です(不倫相手にも請求可能)。不倫の年数、結婚年数にも左右されます。
不倫の証拠
相手を問いただす前にできれば証拠を集めてください。スマホのやりとり(写真とりましょう)、探偵利用(ただしお金はかかります)など、できる限り裁判での証拠になりうるものです。ベストは本人から自白させることですが、、
お子様との今後の住まい
そのまま今のお住まいに住む、ご実家に帰る、引っ越す、およそこの3パターンしかないかと思います。今の住まいに住む場合の問題は住宅ローンです。ローン名義が相手になっているかと思います。通常、銀行としては本人が居住しない場合は全額返済を要求してきますので、銀行にしっかり許可を得るか、売却してしまうしかありません。さらに仮に銀行の許可が出た場合、ローンをどう払うか?夫に払い続けさせるか、養育費見合いでもらうか、いろいろあります。
ご自身の仕事
お子様が小さい場合は、なかなフルタイムで働くのも難しいかと思います。このあたりもよく事前に考えながら行動してください。事前に働き先のめどをつけてから離婚を切り出すのがベストではないかと思います。
離婚協議書(公正証書)
最後になりますが、すべて口約束では守られないのが現実だと思いましょう。
決め事は書面に残す、さらに安心なのは公正証書です。
公証人役場という場所がありますので作成した書面(離婚協議書)をもとに公正証書を作成すると、あとあと、養育費が振り込まれ合い、慰謝料が払われないなどの事態に対して給与の差し押さえなどの強制手段ができます。裁判でもこれがあれば確実に勝てます。なので必ず作成してくださいね。
さていかがでしたでしょうか。
前に進むしかないかと思います。備えあれば患いなしです。